バーコードスキャン機能つき蔵書管理ソフト

「W-ZERO3ソフトウェアコンテスト」の結果が発表になったそうですが、ブログを回ってもあまり話題になってなくて、受賞作がしょぼかったのかなぁとチェックもしてませんでした。ところが見てみたら凄いアイデアじゃないですか。その手があったかぁ。私にとっては目からウロコでした。
 蔵書管理のアプリなんだけど、本についてるISBNバーコードを読み込み、そのデータをAmazonに問い合わせてタイトルとか著者のデータをひっぱれるものです。蔵書データベース化の基本にして最大の難関の書名の入力作業が楽々できてしまう。自分の蔵書を片っ端からスキャンしていけばデーターベース化が完了するわけで、今まで蔵書のタイトルをちまちま打ち込んで挫折してた人には夢のよーなアプリでしょう。

 でも、このアプリの一番凄いとこは、バーコードリーダで入力したデータをサーバーに問い合わせて情報を引っ張るという手法が有効だということを実証したことですね。ハンディターミナルでバーコード読んで、そのデータをサーバーに送るなんてのは業務用アプリじゃよくある形なんだけど、データベースの整備とかバーコードの発行とかに手間がかかるんで、個人じゃ使えないと思ってました。そーかAmazonか。インターネットにゃ無料で使えるデータベースがウジャウジャあるので、使いようによっては個人でも面白いことができるわけです。

 ずっと昔からバーコードリーダもブラウザも積んでた携帯電話の人が、どうしてこれを思いつかなかったかね。ブラウザのテキスト入力欄にバーコードの値が入るような機能を追加するだけでバーコードから入力されたデータを携帯電話でインターネットサイトに送ることができるのになぁ。応用もいろいろできます。
・個人蔵書を管理するサービス。インターネットサイト上に個人の蔵書目録を蓄積。
・書店で本をピッとやると書評が読める。
・友達が持ってる本やCDをピッとスキャンしてAmazonに注文できる恩返しサービス。
・文房具宅配販売用サイトで、ノリだの消しゴムだのについたバーコードをピッとするだけで商品が注文できる。
 他にもいろいろありそう。